特集1 □ 天性のパフォーマンス力と勝負強さで世界を魅了し続けるSpeeder □

もはやヨーヨー界で彼を知らない人はいないだろう。
今から4年前、わずか14歳の中学生が日本チャンプになり、それから彼のスタイルは全世界へと発信され、たくさんの人達の目に触れた。彼の名前は「鈴木裕之」 通称「Mickey」の名前で知られている。
今年、2007年の世界大会では惜しくも2位ではあったが、彼のパフォーマンスや技の密度の高さには世界中の人が感動しただろう。
このインタビュー企画の一番目は日本人にしたかった私としては彼がインタビューを承諾してくれた事がとても嬉しかった。
今回のインタビューが突然だったにも関わらず快く引き受けてくれたMickeyは普段でも仲良くしてくれている間柄であり、頼もしい仲間である。
そんな友人でもあるMickeyとの会話はいつも通りといえばいつも通りの他愛もない話だったが、こういう機会でないと聞けなかった話もしてくれてとても楽しい時間を過ごした。
インタビュー形式なので回答や話しの内容に若干のズレがあるかもしれないが、そこは味と思ってもらって見て頂きたい次第である。

― 突然ですが、Mickeyがヨーヨー始めたのはいつ頃から??
8歳の時だから10年前かな?
― 8歳って若いなー(笑)やっぱりきっかけはヨーヨーブームとかで?
うん。なんか、その当時の友達とヨーヨーしようってことになって、友達の家にヨーヨーを持って集まったんだけど、俺が持っていったやつはケロッピのヨーヨー(お祭りとかで売ってるようなやつ)で他の皆はハイパーヨーヨーだったんよ。で、皆のは下で回転するのに俺のは回らないじゃん!って事になったので親父にお願いしてトイザラスに買ってきて貰ったんよね。
― トイザラスかー。懐かしいな(笑) それで、お願いしたヨーヨーって何だったの?
最初、親父にお願いしたのはFB(ファイヤーボール)の【ブラックキャップ・レッドボディ】だったんだけど、何故かこっちの方が格好良いからって【ブラックキャップ・イエロー】を買ってきたんだよ。注文してきたヤツと違う色だったんでびっくりしたけど、今となってはそっちの方がレアだよね(笑)
― 確かに(笑)今となっては97FBとかでそのカラーはレアだね(笑) じゃあ最初はFBから始まったんだね。
そうそう。でそれから家にあるヨーヨーは4つに増えて。その順番がウケるんだけど(笑)
最初に≪FB→インペリアル(紫)→ブレイン(赤)→レイダー(黒/青)≫でレイダーはナイスペだったよ(笑)
― ああ、懐かしいハワイ製か。ってか、FBからインペリアルってかなり戻りましたね(笑)
ね(笑) とりあえず原点は必要でしょ。ってことでね。
― それはまた大事な所だね。じゃあやっぱり憧れの人とかもいたの??
長谷川ケイジロウ。
― おお!やっぱりおなじ愛知県民だから??
いや、なんかね、ヨーヨーやり始めてから親戚の家に行ったとき、そこでヨーヨーしていたら近所のお爺ちゃんが「お前ヨーヨーやってるんか?うちの孫もヨーヨーしとるんよ」って言われて会ったのが長谷川ケイジロウだった(笑)
― えー!すごい出会いだね(笑)
元々、うちの親戚とそのお爺ちゃんとは近所かなんかで仲良かったみたいなんだけど、まぁそれがきっかけだったのかな。向こうは普通に上手かったし、色々と教えて貰ったんですわ。
― そうか。そこからミッキーのシングル生活が始まったのかー。
いや、別にケイジロウくんだからじゃないと思うけど(笑)
― まぁそうか(笑) じゃあまた別の質問だけど、好きなヨーヨーは??
Speeder!
― (笑)ですよねー! 愚問だとは知ってたけどね(笑) ところで、その今や世界中に愛用されているヨーヨー【Speeder】だけど、いつ頃作られたの?
あれはねー。2003年12月発売。
― 4年前かー。結構前だったんだね。
そうだねぇ。JNで優勝してからヨーヨージャムのデイブにメールを送ったらシグネチャー作らないか?って話になった訳だ。
― へー。それはまた唐突だね。でもさー、ヨーヨーを作るにあたって、やっぱり細かい図面やちゃんとした設計図とか作ったりしたの??
いやいや。デイブが持ってたレシートの裏かなんかに書いたよ(笑)
― え?!書いたって図面とか??ってかレシートって?(笑)
なんか、JN優勝した年の世界大会でね、会場のあそこらへん(会場の後ろの方を指差して)あのYOMEGAブースがあったあたりで、レシートの裏に適当にパトリとかを書いてコレとコレの中間くらい。みたいな話をしたねー。
― それでSpeederが作られたのかー。意外(笑)
多分、ハイブリットは初めてじゃないかな。そんでもって試作を送ってくれたのが10月頃。最初のプロトでOKを出したってのも結構意外だったね。
― 最初のプロトでGOサインを出すって中々ないね。で、それから約2ヵ月後に発売かー。結構すぐに作れたんだねぇ。でもその時はまだ学生だったし、デモとか大変だったでしょ。
うん。中学くらいからデモとかやってたね。でも小学校の時点でTVゲームばっかりやらないでYOYOで遊んでたし、3人くらいの先生に「ヨーヨーばっかりやってると友達失くすよ」って言われたけど(笑)
― どんだけヨーヨーやってんだよ!って思っただろうね先生は(笑) 先生もいう事がすごいねー。
中学でも何人かの先生に言われたけどね(笑)
― まぁ、デモとかで学校休んでたりしたら出席日数とかにも問題がかかってくるでしょ?
まぁね。でも2005年のヨーヨージャムツアーで期末が受けられなかった時は流石に生活指導が入ったよ(笑)
― やるねぇ(笑) まぁ勉強自体には問題はないんだろうけどね。
苦手な科目は算数。得意な科目は英語ね!
― いきなり回答か!ってか算数?(笑)
数学ね!!(笑) 英語はまぁ学年でも2位くらいかな。
― え?!TOPじゃないの?
いやー、ヒアリングとかは全然余裕だけど、書くのは得意って訳じゃない(笑)
― ああ。そうかー。確かにヒアリングとかは問題ないけど、筆記は日常では使わないもんねぇ。TOEICとかは受けてみた?
いや、満席だったから受けれられなかった。
― 満席って(笑) そうか。そういう理由で受けられなかったりするんだ(笑)
にしても数学が苦手とは。理系だと思ってたけど。
まぁ、あの公式とか覚えるのが面倒。
― そこは同意するわ(笑)
で、好きな食べ物は明太子とラーメン。
― 博多行けよ!(笑)
行ってるじゃん(笑)
― そうだね。デモとかで良く行ってるって話しは聞いてるわ(笑) いやー、自ら回答してくるとは思わなかったが。
ああ。あと卵豆腐。
― 渋いなー!
嫌いな食べ物はナス、ピーマン、八宝菜
― 子供か?!!
子供だー(笑)
― 間違いないね(笑)
お茶は好きだなー。
― 渋いって(笑)
特に香港は良い。お茶は鉄観音入りに限る!
― 日本にも鉄観音入りのお茶があるでしょ?あれはダメなの??
いやー、あれはJapanese Hong Kongでしょ(笑)
― 奥が深い(笑)
因みに好きな色は<赤・白・金>
― うーんなんとなく分かりやすい色だね。
やっぱりヨーヨーも好きな色でやったほうが使いやすいって最近思った。
― うんうん。そうだね。好きな色でやったほうが楽しめるしね。
好きなアーティストは<Emyliとm-fow、あとテリヤキBoyz>
― すごい面子だねー!
皆さんとても良い人達で大好きですね。
― 因みに好きなブランドは?
<BAPE>!
― だよね(笑)常に身に着けてるし。しかし似合ってるねー!
いやいや(笑)
― そおいや、今回の世界大会での試作品ってどうなの??
スプロケットってやつなんだけど、Speederのサイドにつけるやつね。それをコンビクトにつけて使ったら壊れたわ(笑)
今のところ値段も未定。売るかも分からないけど。
― まぁ簡単にはいかないって感じですね。
だねー。

世界大会本番前の朝なのにも関わらず好意的にインタビューを受けてくれたMickey、チームのミーティングという事でここでインタビュー終了。
それにしてもやはりトッププレイヤーはオーラが違うと改めて感じた朝だった。
【 プロフィール 】

■名前 :鈴木 裕之(Mickey)
■タイトル:2003,4年【 全国大会 優勝 】
      2003,4,5年【 アジア大会 優勝 】
      2004,5,6年【 世界大会 優勝 】
※プレイヤーのみならず多方面での活動も注目されており、TVでも良くみかける顔をなった。
 また、日本のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、アジアetc・・幅広く活動している。
 インタビュー内でも語っているが、英語に関しては日本のヨーヨー界でもtopクラスであり、単身で海外に乗り込むなんてのは当たり前。
 海外プレイヤーからも人気が高く、彼のオリジナルヨーヨーも「Speeder」と「Speed Maker」の二種類あり、どちらとも人気の機種である。
 とにかく今後の彼の活躍も目がはなせない。

■HP: http://www.yoyonation.com/speeder/

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